カーペット・塩ビ床材

こちらではカーペットや塩ビの床材について紹介いたします。

カーペット〈ロールカーペット〉

カーペットには大きく分けて、ロールカーペットとタイルカーペットがあります。

ロールカーペットは、２種類あり、１つはアキスミンスターやウイルトンなどの織物のカーペットです。アキスミンスターは花柄などの柄物が主流で、１６，０００円位/㎡の高級なカーペットです。ウイルトンカーペットは織柄が特徴で

１４，０００円/㎡位でやはり高級なカーペットです。織物のカーペットは巾が３ｍ６４ｃｍ位で長さは３０ｍ位が１ロールのカーペットです。このタイプは巾のカットは出来ず、長さは必要な大きさにカットして出荷されます。

もう１つのタイプはタフテッドカーペットです。このカーペットは一般的で、表面の仕上がりが、ループタイプ・カットタイプ・ループとカットの混ざったハイロウタイプなどがあります。価格もお手ごろの３，０００円台/㎡からハイグレードな１５，０００円台/㎡があります。価格のお手ごろなタイプはパイル地がポリプロピレンです。中級品はパイル地がＢＣＦナイロンで、この生地は磨耗性に優れています。価格の高いものはウールカーペットでパイル地が新毛です。

ロールカーペットの施工は、下地に８ミリのフェルトを敷いて、周りをグリッパーというカーペットを押さえる板を床に取り付けて、カーペットを引っ張ってグリッパーに引っ掛けて止める、グリッパー工法が主流です。

その他には、フェルトを敷かずに床に接着剤を塗布して直接カーペットを敷く、直張り工法があります。

現在多くのご家庭はフローリングが貼られていますので、その上にはカーペットを置くだけの場合もあります。

その際、カーペットの周囲はほつれないように、オーバーロックという周りをかがる仕上げをします。

既製品のカーペットはこのタイプです。

 カーペットの機能性は、防汚性・抗菌性・制電性・防ダニ性などの機能を備えたものがあります。マンションなどの集合住宅の場合、カーペットを敷くことによって階下への音の伝わりを軽減させる効果があります。

また、磨耗性も家庭内で使うものからオフィスや公共施設で使用できるような豊富な種類があります。

カーペット〈タイルカーペット〉

タイルカーペットは、大きさが５０ｃｍ×５０ｃｍが主流で、一枚一枚取り替えることが出来るのが特徴です。タイルカーペットの施工は下地が平滑なベニヤやコンクリート、又はその上に塩ビシートやＰタイルで仕上がっていれば、その上に専用の接着剤（ピールアップボンド）を塗布して貼り付けていきます。貼付けは、主に一枚づつカーペットタイルの方向を変える市松貼で行います。下地に接着剤を塗布したくない場合は、タイルカーペットの裏面に接着剤が塗布されているタイプがあります。裏面接着剤塗布のタイプは、家具などを移動しながら貼付けをすぐに行いたい場合に最適です。

また、最近では家庭用に簡単に置くだけのタイルカーペットがあります。このタイプは４０ｃｍ×４０ｃｍの大きさと、５０ｃｍ×５０ｃｍの大きさがあり、裏面に接着剤ではなく、吸着加工が

 

施されています。汚れたら一枚だけ剥がして中性洗剤で洗うことが出来、乾かしてから再度床に敷いても吸着加工でずれにくくなっています。このタイプは、保育園や児童施設で子供さんが靴を脱いで、遊ぶ場所に使われています。　　　　　　　

塩ビ床材

塩ビ床材はタイルタイプと長尺タイプがあります。

タイルタイプは、約３０センチ角のＰタイルなどの単層タイプと約４５センチ角や短冊状のタイルで、木目などの柄がプリントされた複層タイプがあります。意匠性を求める場合は、複層タイプのタイルがおすすめです。

また、塩ビのタイルは耐久性に優れた製品が多いので、歩行量の多い場所に向いています。

次に、長尺タイプは、家庭用から業務用、特殊な機能を持った機能性ビニルシートまで、いろいろな種類があります。一般的なご家庭で使われるのは、クッションフロアーと呼ばれている厚さ１．８ミリのシートです。このｼｰﾄはご家庭の台所・洗面・トイレな

機能性ビニルシートは、重量物の移動が多い場所に使う耐荷重シートや、色々な薬品耐える耐薬シート、静電気の発生を抑える耐電シート、静電気を逃がす導電シートなどがあります。機能性シートに付いてお知りになりたいことがありましたらお問合わせください。尚、当社は導電シートの施工に優れた実績を持っています。